お金にまつわる宮として、多くの人がまず思い浮かべるのが「財帛宮」です。ただし、紫微斗数における財帛宮は「お金持ちになれるかどうか」を単純に示す宮ではなく、もっと具体的に「お金とどう関わるか」を映す宮として位置づけられています。

一般的な紫微斗数における意味

香港の中州派による古典的な定義では、財帛宮は「お金を得る際の主な傾向(固定収入によるものか、思いがけない臨時収入か、商売によるものかなど)、そして一生涯を通じて財運が豊かかどうか」を推し量る宮だとされています。

台湾の解説では、財帛宮はより端的に「現金位(現金の状態を表す位置)」と表現されることがあります。稼ぐ・使うという、お金の出入りそのものを映す宮であり、金銭に対する価値観や考え方もここに現れるとされています。

興味深いのは、財帛宮と「田宅宮(財庫)」の関係です。台湾の解説では、財帛宮が「稼ぐ力・お金の流れ」を表すのに対し、田宅宮は「貯めておく力・財を守る蔵」を表すとされ、両者は役割が異なるとされています。財帛宮の勢いが良くても、田宅宮(財庫)がしっかりしていなければ、貯まる前に流れ出てしまう、という考え方です。

四化との組み合わせでは、財帛宮に化禄が入ると懐に困らずお金を得やすい、化権が入るとお金を管理し使いこなす力を持つ、化科が入ると収支が安定し勤め人や小規模な商いに向く、化忌が入るとお金を得るのに苦労しやすく、安定した給与収入の方が向く、という具合に語られることがあります。

なお、財帛宮の配置がよくないからといって、必ずしも生涯貧しいわけではないとも言われています。自分自身は稼ぎにくい配置であっても、両親や配偶者、子どもから財を得られる場合もある、というように、財帛宮は他の宮(夫妻宮・父母宮・子女宮など)とあわせて総合的に読むべき宮だとされています。

宮﨑流紫微斗数×感情の力学での見方

宮﨑流紫微斗数では、財帛宮を「稼げるか稼げないか」という単純な吉凶判断ではなく、感情の力学における関係性の力学とあわせて読み解きます。お金の巡りの良し悪しは、その方が置かれている人間関係の構造と切り離せない形で現れることが多いためです。具体的にどのような形で現れるかは、実際の鑑定の中でお伝えしています。

実際の鑑定での使われ方

当サイトの「富のルーティング」鑑定では、財帛宮を田宅宮・兄弟宮とあわせて確認することで、「お金が入ってくる流れ」と「お金が貯まる力」の両方を分けて見ています。片方だけを見ていると、「収入はあるのに、なぜか手元に残らない」といった状態の本当の原因を見落としてしまうことがあるためです。

■ 感情の力学ではこう分析します

お金の巡りの悪さは、多くの場合、本人も気づいていない感情のパターンが影響していると捉えています。

■ 宮﨑流紫微斗数ではこの星が関係しています

財帛宮にどんな星が入り、田宅宮や兄弟宮とどう関係しているかを確認しながら読み解いていきます。

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